「榎本…無理してるんじゃないのか?」
「え?」
振り返ると、いつもの先生らしくないまなざしで見つめられたのでドキッとした。
「…桐谷とお前は似合わないよ。あいつに無理して合わせてるとしか思えない」
「そんなことないです!今はちょっと距離を置いてるけど…話し合えばまたわかってくれるはず…」
「そう思ってるのはお前だけかもな」
「え!?」
先生は立ち上がって私の目の前にきた。
「最近のアイツを見ても、全然辛そうにしていない。むしろ楽しそうに見えるけどな?他の女とも以前のように絡んでるみたいだし」
蒼空が…
他の女の子と!?
ウソ!!教室では全然そんなところ見せてないのに!
「そ、そんな…違いますよ…ただ話してただけじゃないですか…?蒼空はもう前みたいな女遊びはしないって…」
「水原とイイ感じになってるって他の生徒からも聞いている」



