「おいっ!!!お前らーっ!!!」
そう叫んだのは…
蒼空じゃない…
松林先生…?
何で先生がこんなところに!?
先生は生徒たちを追いかけようとしたけど、後ろを振り返って私の存在に気づき目を丸くして驚いた。
「え、榎本!?」
「せんせ…い」
ショックのせいか声が震えていた。
自分でもよくわかるくらい、情けない声をしている。
「お前その恰好!」
私は咄嗟にブレザーで前を隠した。
ブラウスのボタンが飛んで前がはだけてしまっている。
「っ…」
先生は私の方に走ってきて、そしてうずくまっている私を包み込むように抱きしめた。
「もう大丈夫だ。俺は何も見てない。心配すんな」
震えていた私の体が、先生の体温によって落ち着いていく。
温かい…



