いつもこんな時は蒼空が助けに来てくれた。
コンビニのトイレで隠れてた時も…
屋上で先輩たちに捕まった時も…
朱理さんと、冬弥さんの家に行こうとした時も…
蒼空は私を見捨てないでいてくれた。
でも…今回は来てくれるはずない。
だって友達と帰ったところ、しっかり見たんだもん…
「うわーやわらけぇ!これFくらいある⁉︎」
「俺にも触らせろよ!」
気持ち悪いし痛いっ…男子たちのニヤついた顔を見てると吐き気がする!
「おい、そろそろ上からじゃなくて直に触ろうぜ」
私のネクタイを乱暴に外してブラウスのボタンに手をかけた。
全身で抵抗しても、3人の男の力になんか勝てるはずがない。
ただ体力が消耗するだけ。
「脱がせたら一回写メっからな」
足を押さえてた男子がそう言ってポケットからスマホを取り出した。
しゃ…写メ⁉︎



