お前、可愛すぎてムカつく。



その日の放課後。


蒼空はいつも以上に不機嫌だった。


最近ずっとこんな顔している。私のせいだよね…


隣にいるのになぜか一人みたいに寂しい。


手も繋ぎたいのに繋げない…。


目の前を歩いている蒼空はなんか知らない人みたい。


私達は駅に着いても一言も話さなかった。


このままじゃ…ダメだよね。



「そ…」


「あーーー!見つけたぁー!」


その時突然甲高い声が後ろから聞こえた。


振り返るとそこには女子高生が2人。


なんだか見覚えがある顔…


「覚えてますかぁ!?前も駅で会いましたよね!?」


「またここで会えてうれしーっ」


2人は蒼空の真横にびったりとくっついてきた。


その行為にイラっとしてしまう。


思い出した…この子達前に蒼空と連絡先を交換した他校の女の子達!