お前、可愛すぎてムカつく。



「冬弥さんに言われて怖くなって…朱里を行かせたけど…やっぱ無理。お前のことわたせねぇ…」


「颯太先輩!来るの遅いです!!私達がいなかったら今頃朱里先輩はっ…」


私の言葉に颯太先輩は顔を上げた。



「彩ちゃん…ごめん。色々巻き込んでしまって。蒼空も…連絡くれてサンキュ…」



蒼空、いつのまに颯太先輩に連絡していたんだろう。



「俺はいーけどさー、彩巻き込むのやめてくれる?」


「悪い…。俺なにやってんだろな…」


その時、朱里先輩が颯太先輩に抱きついた。


「ほんと!なにやってんのよ!私…恐かったのに…」


「ごめん、ごめん朱里…」


ぎゅーっと強く抱きしめ合っている。



「まぁー、あいつら捕まったし、これで一石二鳥だなっ」


蒼空が横でムードをぶち壊した。


もしかして…まだ朱里先輩の事気になってるからとかじゃないよね?