小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)

「ん?どこだ?」

ヤツは完全に俺の姿を見失い…

「クソどこ隠れたぁ〜」

狼狽し左右に忙しく首を振り回し始めた。

「悪いがてめえ程度じゃ俺を捕まえるのは不可能だ」

俺はヤツの視界の外からワン・ツーを繰り出した。

身構えていれば耐えられる程度に力は押さえてある。

しかし予期せぬ攻撃を受けたら…ヤツは木偶の様に2発とも反応すら出来ず脳を揺らされて意識が断ち切られ糸の切れたマリオネットに変わり果てた。

カウントなんか必要無い。

誰の目にも明らかに実力の差が解る試合…