小さなANGEL(ケータイ小説向上の会企画作品)

「医者は余計な心配するな!俺の小さな予言者は俺の世界チャンピオンしか言わなかった。俺が死ぬなんて一言も言わなかった。人間ってな占いとか迷信はいい事しか信じちゃいけねぇんだ」

これが俺流の理屈

「世界チャンピオンになる男のパンチ受けて顔面陥没味わいてぇなら遠慮無く行くぜ」

さすがに医者も人の子

そこまで偽善で固めた正義感振りかざす事無く俺に道を譲った。

「莉那…お前が目覚ました時にはチャンピオンベルト見せてやるぜ」

俺の進むべき道は、ただ一つ…

「チャンピオンが待ってるからな」

俺を信じるたった一人の女の期待に応えるだけだ。