ほんの数秒だけの、心地よい沈黙だった。 この沈黙が永遠ならよかったのに。
「じゃ、そろそろ行けよ」
トンと背中を押されて、一歩踏み出す。 つま先に落っこちた星屑がきらりと光った。
「またな、ヒカル」
背中に触れた熱があまりにも名残惜しくて。もし明日にも明日がやってくるのならと一瞬だけ考えて、すぐにやめた。
なぜだか、あした地球に星が降ったって、またいつかどこかで私たちは出会う運命のような気がしたから。
だから今は、笑顔で君に別れを告げよう。
「またね、スバル」
この運命の続きは、またどこかで。
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