あした、地球に星が降る。


「なんか行かないとって気分になったんだよな、海に。よくわかんねーけど」

「行きたい、じゃなくて?」

「そ。 いつもならグースカねてる時間なのに全然ねれなくてさー。変な気分だった」



ふいに柄でもないことを言いそうになって、ふーんと可愛くない反応で誤魔化した。 すると、頭に手刀が飛んでくる。 普通に痛くてびっくりした。



「……普通手加減とかしない? 私、女の子なんだけど」

「可愛くなかったからつい」

「その顔に言われると何も言い返せないからやめて、私が悪かった」



たしかに可愛くない反応だったことは認めるけれど、柄にもなく可愛いげのあることは思ったよ。神様が引き寄せてくれたみたい、だなんて。

馬鹿にされそうだから言わないけど、でも本当にそう思ってしまったんだ。



「俺はこうなる運命だった気がするんだけどね」



言わない、と思っていたのと似たような言葉が彼の口から飛び出してきて、私はギョッと目を見開く。 あんまりにも簡単に言うから、聞き間違いなんじゃないかと耳を疑った。



「う、うんめい?」



理解するのに少し時間がかかった。 立ち止まって、一歩先で振り返った彼を見つめる。



「変?」

「……いや、私も同じようなこと思ってた」

「へーじゃあそうなんじゃね」