あした、地球に星が降る。


「ご、ごめんなさい……まさか同い年だったなんて」

「なにあんたも中三? 人のこと言えないじゃん」

「え?」

「中三のくせにヒンソーな体」

「ひっ、貧相……⁉︎」



慌てて胸の前で手をクロスするけれど、彼はさらに続けて言う。 おまけに地味、と。

なんて失礼な人なんだろう! そう思ったけれど、最初に失礼なことを言ったのは私だ。 それにまさにその通りだから何も言い返せない。


……美人の吐く毒は人を殺せるかもしれない。大ダメージだ。このままでは、家に着くことも星が降ることもないまま死んでしまう。



「わかったごめんなさい、私が悪かった。 じゃ、私は早く帰らないといけないから」



さっさとこの場を離れようと踵を返したその瞬間、ひやり、と何かが私の手首に触れた。



「ひいぃっ、ななな、なに……⁉︎」

「うーわ大袈裟」



見れば、意外にも大きな彼の手が私の手首をしっかりと掴んでいた。

なーんだびっくりした、と胸をなでおろしたのも束の間。 男の子が私に触れている……! これはこれで大問題だ。



「なになになに、なんなの⁉︎ 離して!」

「うるせー」

「うるせー⁉︎ こっちは彼氏どころか友達だってまともにいない人間なのよ、それが男の人に触れられたら死んじゃう!」

「死なねーよあほか」

「しぬしぬしぬ! 離してよ生きて家に帰るのー!!」