あした、地球に星が降る。


調子に乗ってスキップなんかもしてみると、からからころん、音が変化する。 楽しくなってきて、傘をくるくる回しながらスキップスキップ。 はねる星屑に心も踊る。



「……ちょっと、あんた」



人がいないからこそできることだな、なんて思っていた矢先。背後から、いかにもお前のこと怪しんでます、という冷ややかな声がした。

悪いことをしていたわけでもないのに思わずギクッとしてしまう。 ……たしかに、人様に見られたら少し恥ずかしい行動だったかもしれないけど。



「聞こえてんの? ひとりでスキップしてたそこのあんただよ」



……訂正、少しじゃなくてだいぶ恥ずかしい。


トゲのある言い草に恐る恐る振り向けば、数メートル後ろ、淡く光る雨のなかに男の子が立っていた。

だけど、意外にもその子は私よりも頭一つ分くらい小さくて、正直、かわいらしい背格好だった。 顔はよく見えないけれど……小学生高学年くらいだろうか。



「えっと、なにか用かな」

「あんたこそ、こんな時間にこんなところで何してんの?」

「え、えっと……その、」



まさかこんな小さい子に、家出して迷子になってしまいました、なんて情けなくて言えるわけがない。 なんて言うべきだろうか。

ぐすぐずと考えていると、煮え切らない態度の私にイライラしたのか、男の子は「ちっ」と舌打ちをして私に近づいてくる。