「あれ?
ここどこ??」

私は目が覚めると知らない天井が目の前に広がっていた。


「お!
目が覚めたか奈々!!」


「陽ちゃん……」


ベッドの隣で陽ちゃんが椅子に座っている。


起きたばかりでうまく頭が回らない私は

「ねぇ、ここどこなの?」


と聞くだけだった。


「ここは理事長室の休憩所?みたいなところだよ」

何故に疑問系なのかわからなかったけど
陽ちゃんはそう答えてくれる。


「休憩所?」

私は首をひねりながら聞いてみる。


「そうだ

俺がよく疲れたときに仮眠をとるところだよ」

へー
そうなんだ。

てか、仮にも理事長が勤務中に寝てもいいのかな?と思ったけど………


まぁ、陽ちゃんならしょうがないなぁ~
と納得してしまう。


「ねぇ、新奈に意識を替えた時…あの人達なんか言ってた??」


「いや、なにもいってなかったぞ」


珍しい…。
私が新奈と替わると大体の人は気味悪がって新奈に殴られてしまうのに。

でも、新奈の時の私は意識を共有できない私はその出来事を
後から新奈か陽ちゃん達に聞くんだけどねー。