俺達は族の後輩……紫樹達と新奈の話をただ聞くだけだった。 新奈のことだ 紫樹達が奈々のことを悪く言うものなら、新奈は手加減せずに紫樹達を倒すだろう。 俺は陸と少しハラハラしながら見守った。 俺と陸が新奈から紫樹達を守ることは難しい……。 新奈(奈々)の実力は俺と同じかそれ以上だ。 だが、俺のそんな気持ちとは裏腹に紫樹は新奈の納得する答えを出した。 新奈も痛いほど放っていた殺気をしまい 新羅の幹部、颯真と話始める。