「一人でなにやってるの?」
と
また、違う人が話しかけてくる。
「鍵、掛け忘れた…」
ボソッと呟くと
「転校生ちゃん
なんで屋上の鍵もってんの~
その鍵って陸さんが持ってて誰にも渡さないはずなのにー」
最初に声を掛けてきた人がそんなことを言う。
そろそろ無視するのも若干気まずかったら
「……陸ちゃんに貰った
使っていいって」
と答えると四人ともビックリした様子で
「陸ちゃん!?
そういえば教室でも思ってたんだけど
なんで陸さんがちゃん呼びで呼ばれてんの?
普通だったら、殴られるよ?」
最初に話しかけてきた男が私に聞く。
「別に殴られないよ…
陸ちゃん、優しいし」
てか、
さっきからいっこうに話さなかった男が初めて口を開く。
「転校生…陸さんとどういう関係だ」
「陸ちゃんは私の大切な人…」


