ぽかーんと口を開けていると
窓際の、左隣の岩田くんも口を開いた。
「あれ、桜井さん、
終わってるんじゃないの?」
「え、何でてたっけ…?」
頭が真っ白になりながら
独り言を呟くように尋ねる。
「ここだよ!62ページの問い3と4!」
半分解き終わってる関口くんに
ノートと教科書を見せられる。
「昨日出たじゃん!俺、終わってなくて
さっきからやってたんだけど…。
桜井さん、プリント終わってから
暇そうにしてるから終わってたのかと…。」
何やら関口くんまで焦っている様子…。
急いでやらなきゃいけないのに
焦りすぎて頭が回らない。
その上、苦手な教科で
昨日の話なんて覚えてないよ!!
