次の日、学校へ行くと、痛い程の視線を感じた。




きっと…もうみんな、知ってるんだよね…?




水谷先輩…どうなったんだろう…




昨日、あれから先生は、学校から呼び出された。




昨日は、学校が休みだったのにもかかわらず、呼び出されたという事は…




水谷先輩の処分についての話し合いがされたんだと思う。




結局、先生から電話もメールもなかった。




そうとう、遅くまで話し合ってたんだと思う。




「はぁ…教室、入りづらいな…」




重い足どりで、教室に向かってると、女の先輩に囲まれた。




「ちょっと、顔かしてくれない?」




言いたい事は…だいたい分かる。




そして、半ば無理矢理、校舎の裏に連れて行かれた。




「どういうつもりで、優の事…退学にしたわけ?」




ほらね…




でも…水谷先輩…やっぱり退学になったんだ…




でも、ここは強がってないと、やられてしまう。




だって、一対四だから…




「それは…私が決めた事じゃないから」




「はぁ!? あんたがストーカーかなんかで騒いで、警察沙汰にしたんじゃない? 優がそんな事するわけないでしょ!!」




「そんな事言われても、事実なんで…疑ってるんだったら、警察に行って聞いて下さい」




私が悪いんじゃない…そう思ってないと…




壊れそうだよ…………。