夢にまで見た先生からの言葉…




うれしくて、涙が出るよ…




「何、泣いてんだよ!?」




「だって…何度もあきらめようと思って、頑張ったんですけど…どうしても無理だったんです…。先生の事…好きになりすぎて…」




先生に気持ちを伝えても、生徒だからって拒否されそうで…




心のどこかでは…怖かったんだ…




「辛い思いさせてゴメンな…これからは、何があっても守るから…彩音の事…」




今…彩音って…呼んでくれた…??




「何か…照れるな…」




よく見ると、先生は顔が真っ赤になってるようだった。




何かこっちまで照れる…




先生と想いが通じる事はないって思ってた。




この想いを伝える事もできないって思ってた。




でも…まさか、先生から『好き』だと言われるとは思わなかった…。




夢じゃ…ないよね…??




これからは、ありったけの『好き』を先生にぶつけていいんだよね?




もう…私、幸せになっても…いいよね…?




「先生…どこにも行かないでね…」




「行かないよ…ずっと、彩音の側にいるから…」




約束だよ…? 先生…




それから先生は、警察に電話してくれた。




犯人は、まだ近くをうろついてたみたいで、すぐに捕まった。




犯人は…意外な人物だった…。