そうして、最高のクリスマスの夜も過ぎ…




今日は智希のマンションでマッタリデート中。




結局、同棲の話しは、私が高校を卒業するまで待つ事になった。




週末や長期休みの日だけ、たまにお互いの家に泊まる事にした。




たまにしないと、そのままダラダラになっちゃいそうだから。




「彩音と早く一緒に暮らしたいな」




「1年なんて、あっという間だよ」




そのまま、見つめ合って…唇が重なろうとした時…




ピンポーン。




滅多にならないチャイムが鳴った。




「ちっ…誰だよ」




智希が玄関に向かおうとした時…




鍵が開く音がした。




思わず、智希と顔を見合わせる。




「智希〜、いるかぁ?入るぞ」




えっ!!!!?????




それはマズイって!!!!!!




どうしよう…そう思っていたら…




「親父!!??」




えっ!!!!!?????




智希のお父さん??




そんなぁ…ヤバくない??まだ心の準備ってものができてない…




「………………??」




あまりの驚きで言葉が出ない。




智希は『しまった…」って顔してるし…




その人は…はじめましてではなく…会った事ある。




いや…週に1回は絶対に顔を合わせる。




とんでもない人が智希のお父さんだった。