冗談でもうれしい。




「じゃあ、智希の誕生日の時にも作るね」




「本当!?やった…」




智希って…私より8コも年上なのに、たまにかわいい。




いつもは、カッコイイが多いんだけど。




「そろそろ出かけよっか?」




「うん!!」




「このままだと俺、夜が来る前に彩音の事…襲っちゃいそうだから」




「もう!!智希のエッチ!!」




何だか急に恥ずかしくなって、智希の胸をポカポカ叩いた。




「男はみんな、そういう生き物だって。ただし、俺の場合は好きな人の前でだけだけどな」




何て返事したらいいのか分からなくて黙ってたら、智希が私の耳元で囁く。




「俺から離れられなくなるぐらい、最高の夜にしてやるよ」




言うまでもなく…ドキドキの最高潮。




今、思ったんだけど…智希って…Sなの??



そんな事を思いながら、化粧直しをして車に乗り込む。




ここから2時間ちょっとかかる所。




「ねぇ…ジェットコースターある?」




「あぁ…遊園地ならどこにでもあるよ」




私…テレビで見たんだ。バンザイして、キャーキャー言いながら乗ってる人。




すっごく楽しそうだったから1回でいいから乗ってみたかったんだよね。




「もしかして…乗りたい?」




「乗りたい!!」




「そう…」




まさか…智希って…?




「怖いの??」




「こっ…怖くなんかないよ。何回でも乗ってやるよ。ジェットコースターなんか…」




智希ってば、完璧にきょどってるし…。