先生、ずっと愛してる。

そして…絶好の修学旅行日和を迎えた。




沖縄も晴天らしい。




みんな朝から、ワクワクしていた。




校長先生の話しだって、いつもはまともに聞かないのに、今日だけは、みんなちゃんと聞いてる。




「彩音、超楽しみだね」




「うん!!」




梨華と一緒にバスに乗り込む。




あっ…智希…




智希はクラスの男子とふざけて遊んでいた。




智希のラフな私服…久しぶりに見たかも。




やっぱり…カッコイイ。




「あっ!今、瀬名っちに見取れてたな」




「ちっ違うよ」




慌てて否定しても無理。梨華ってば、本当によく見てるよね。




バスにクラスのみんなが揃った。




「みんな揃ったな。あっ!上原は室長だから、俺の隣な!」




えっ…えぇぇ!!!???




何で!!?? そして今頃!!??




「えぇー!!私も瀬名っちの隣がいい」




「あのなぁ、仕事なの!」




みんな仕事だと分かると納得するのね…




「ゴメンね…梨華」




「いいよ。それより本当に仕事なんだか…」




「もう…梨華!!」




ニヤける梨華に手を振りドキドキしながら、1番前の席の智希の横に座った。




緊張するよぉ…




久しぶりに、こんなに近くで智希の体温を感じる。




心臓が暴れてる…