気をつける事は、小麦粉が玉にならないように、よく混ぜる事ぐらい。




オーブンで焼いてる間にサンドイッチを作る。




「智希は、何の具が好き?」




「俺は…ハムと玉子」




私と一緒じゃん!!




何か、すごくささいな事だけど…うれしかったりする…




智希と私の大好きな、ハムと玉子の入ったサンドイッチもたくさん作って、お昼ご飯が出来上がった。




「すげぇ…こんな昼ご飯初めて」




智希は、テーブルに並んだものを見て、驚いてる。




見た目は完璧。




後は…味だね…




2人で仲良く『いただきます』をして一口。




うん。我ながら、上手くできた。




後は…智希の口に合うかどうか…




「うまい…マジでうまい」




「本当!? よかった…」




「彩音と結婚したら、こんなうまい料理が毎日食べられるんだよな」




「……うん…」




結婚かぁ…




智希と結婚したいけど…




今の私達じゃ…すぐにダメになるよね…




「心配すんな。今はまだ無理だけど…10年後は彩音と結婚してるよ。まぁ、彩音がまだ俺の事、好きだったらの話しだけど」




そんなの決まってんじゃん…




「何年たっても、ずっと好きだよ…」




それは、絶対に変わらない…