Only you..

遥翔くんの控え目な返事で私たちは

4人でお昼を一緒に食べることになった。


隼人くんと叶音、すごく盛り上がってるな…

遥翔くん、さっきから何も言わないな、

私も何か遥翔くんとお話したいな…


そう思って遥翔くんの顔を覗き込んだとき。

目線を上げた遥翔くんと目が合った。


なんだか恥ずかしくてさっと目線を逸らすと


「なぁ…」


遥翔くんの落ち着いた低い声。

話しかけられると思ってなかった私は驚いて

「はいっ?!」

変な声を出してしまった。

「さっきはごめんな、楽譜拾う時間もなくて。
逃がしてくれてありがと」

そうはにかんだ遥翔くんの笑顔はキラキラしていて

目が逸らせなかった。