ラリー

次の日の夜、彼の容体は急変した。
意識がなく、呼吸するのも辛そうだった。ただ、頑張れ...それしか言えなかった。それしか。そこには、テルのお父さんと私だけだった。何時間かして、彼はぱちっと目を開けて目なんか見えてないのに私の方をみて弱々しい顔で必死にほほえんで...それが彼の、テルの最後だった。テルはそうして、この世を去った。