「すごいな暁、あんなに食べてよくお腹壊さないよな」

暁の食べっぷりを感心しながら十夜は神妙な表情をしだした。

「そういえばそれぞれの船室に分かれてから雛乃見かけないな……。」

「……そうだな…、まぁ無理に連れだしたような感じになっちゃったし」



出発する前、俺は宝の地図を見つけた直後すぐに雛乃のことへ駈け出した。