周りの目なんか気にせずに2人にしか聞こえない会話をする



「俺さ、遊樹先輩と尊さんから話聞いてお前が辛い想いしてきた事に初めて知った。



お前がなにをさせてきたのかを知りたい


でも、お前が話したくない限り無理には聞かない。


いつか、聞かせてくれ」

「………………はい…」



顔を聡の胸に埋めたまま答える。


その声は少し躊躇いを含めていた。



「……無理には聞かないからな



それで…その……


あの手紙の返事つーか…なんて言うか……



改めて言わせて欲しいんだよな…



俺、白石聡は


清水小毬の事が……



















好きです」