「って、まあ、遊樹のヤツからメールきたから何があったのかなんて分かってるけどさ」

「…遊樹先輩いつの間にメールしてた?」

「えー…今さっき来たから今さっきじゃね?」


けらけら笑いながら俺の隣に腰掛ける。

あ…何時もの尊さんだ……


「俺の話聞きたいか?

まあ、勝手に話すから聞くなら聞いていけばいい。

聞きたくないなら耳栓でもしとけ」


さっきの話をする前の遊樹先輩と同じ様に、

凄く真面目な顔をして俺を見る。


……聞こう。

2人がどう小毬の姉妹とやりとりをしてきたのか……

小毬が、小毬の身になにがあったのか知るために……


そう考えて、俺は首を縦に振った




それを見てにやりと悪巧みしている様な顔をして話し始めた。


尊さんの身に起きた出来事を……