「あははっ…


今更こんなこと不安になるなんて……馬鹿だよな…


でもさ…今の聡と小毬ちゃんを見てるとさ…


どうしてもそう思っちゃうんだ……


お前のこと…本当に幸せに出来てたのかって…」


目に涙が溜まってきたのに気づく。

それを隠そうと手を目に当てる。


……それでも涙は目から溢れる。


あー…くっそ……



いつの間に涙脆くなった…俺は……



「…あー……

咲紀、悪い。

今日、折角来たのにこんな…悪い話しちゃって……


もう、帰るよ


また……来る…」


そう言って墓を後にしようと歩き出す。


すると……



『私は…あなたに会えて幸せだったよ……尊。



ありがとう…大好き……』






さ、き……?