「てか、お前はなにになりたいわけ?」

「んー……

僕は特にないかな〜…


あ、でも……」


正直、将来のことなんて考えたこともなかった…

身体が弱いから大きな病気になったら、生き残れる確率は低いって言われてたし…


だから……


「僕は…今のまま、こうやってのんびり過ごしたいな……


それこそ、彼女と二人で……とか。


でも、まあ…今は僕の為を思って医者になろうとしてる類の為に勉強教えてあげるよ」

歯を見せて笑うと、

類は驚いたような顔をした後直ぐに何時もみたいに笑う。


そして、僕の頭に手を乗せると髪をグシャグシャにしていく


あ…髪がグシャグシャになってく……



「ありがとな!煜!

頼りにするわ!」

「…!

うん。任せてよね!」



そう言って僕と類は拳をあわせた



*HIKARUside、end*