*KISAside*


「あー…さみー……」

ベンチに座ってカンのお汁粉を飲む。

あったけー……


…聡が刺されて、小毬と聡が付き合い始めて数日。

俺はやるべきことを全て終えてのんびりしていた。

生徒会の仕事は……うん。

気にしないでおこう。


それにしても…

「大好き」

かあー……


聡が由莉と会ったって、

伝えて欲しいって言われたことを教えてもらって、


ずっと由莉のコトばかり考えてる。

元々由莉のコトを考えるコトは多かったけどさ……


「はあ…おっせーんだよ……

あの時も、今も…」


飲み終わったカンを捨てようとゴミ箱に向かってカンを投げる。

「いてっ!」

「……あ…」

投げたカンはちょうど通りかかった


尊さんに当たる。



「お前なあ……カンを投げて捨てようとしてんじゃねえよ」

「あー…さーせん……」

「堕落してんな」

「ウイッスー」