俺らが守ろうとして、
守れなかったもの。

俺たちにとって大切な存在。

それよりこの間きた転校生…
そーいえば蒼龍の姫がいなくなったって聞いたな…
蒼姫が消えた時期と転校生が来る時期が一緒なんだよな~

?「鉱?」

?「あ、いたいた!!」

?「どこいってたの?」

?「鉱。何考えてる?」

星華の幹部たちで上から
轟 奏、海堂 朔椰、海堂 咲真、岡本 翔麻

轟 奏(トドロキ ソウ)
何も分かってない振りをするがほとんど全てわかっている

海堂 朔椰(カイドウ サクヤ)と海堂 咲真(カイドウ サクマ)
名字と名前の通り双子である
朔椰はテンションがすごい高い
それに比べて咲真は落ち着いている

岡本 翔麻(オカモト ショウマ)
ものすごく腹黒い
怒らせてはいけないやつ

翔「紹介したい奴がいるんだけど。」

鉱「は?女とか言わないよな。」

翔「えっと、俺の彼女なんだよね。
皆には紹介したんだけどその時鉱いなかったから」

お姫様なんていらねえよ。
作るとしたらあいつだけで充分だ。

?「柴咲悠陽です。
翔麻くんとお付き合いしてます。
よろしくね?」

鉱「どーも。」

?「悠ちゃんをお姫様にしたいんだ。」

?「俺も咲真も朔椰も同意してる。」

咲「いいでしょ?」

翔「悠陽に冷たくね?」

鉱「へー同意してるんだ。」

奏「どうし『鉱。携帯忘れてますよ。』誰?」

は?こいつどっから来た?
上履きの擦れる音すらしなかったぞ。
気配すら分からなかった…

鉱「え?どうりでポッケが軽いわけだ。寝てたのによくきたな。」

『…起こされました。
今日は2人とも早く帰って来てくださいって。』

2人とも?
一緒に住んでるのか?

鉱「んーわかった。」

『…ん。なんかいいニュースがあるらしいです。』

朔「お前誰だよ。」

チラッと鉱を見た。
しょうがないかって感じで頷いた。

『紘。
蒼生紘。鉱の双子の兄。』

紹介だけして来た道を戻ってた。
いや、戻ろうとした。

奏「おい。待て。」

『……何ですか。』

咲「お前何者だよ。」

プルルルル
『ん、もしもし。何ですか?』
〈やったやつわかったよ。〉
『で?』
〈黒蝶だよ。やる?〉
『……当たり前です。用意しといてください!!』
〈りょーかい。今日来る?〉
『行きます。』
〈待ってる。じゃ〉
ブチッ

『ただの生徒です。』