『あーだるっ。』

「お前そればっかじゃん」

『しょうがねえだろ。』

「あ、それより今日お前のクラスに転校生くるらしーよ。」

『あ?ふーん。』

今は7時45分。誰もいない空き教室にいるのは…

今喋ってたのが、蒼生紘と蒼生鉱
双子の兄弟である。

蒼生紘(アオイ ヒロ)
・高校2年生
・地毛で色素の薄い茶色の髪、目
・物事に興味なし
・クールで無口

蒼生鉱(アオイ コウ)
・高校2年生
・地毛で色素の薄い茶色の髪、目
・好奇心旺盛
・星華総長

「きゃあああー!」

『うるさ。』

鉱「しょうがねえじゃん。星華の奴らが来たんだから」

『お前の族だろ。』

鉱「俺が作ったんじゃないし?」

『…屁理屈。』

鉱「じゃ俺はもう行くな?」

『……ん。』

ガラガラ ピシャリ

『…楓。スースー』

楓か…いつになったら目覚ますんだろうな。
早く目覚めてくれよ…