『学園に入学した次の日カロンは教室に向かう途中メイルと出くわしていた』
「あ、メイル君も受かってたんだねよろしくね。っていってもクラスは違うわけだけど合同訓練なんかもあるらしいしまた会うこともあるかも知れないからその時は」
「一つだけ失礼かもしれないけど
言わせてねカロン、私あなたの事嫌いだわ
あなたみたいな甘いこどうして試験に
受かったのか不思議だわもしかしてコネ?」「メイル!何でそんなことを
言うのさ僕は、僕は夢があるんだだからここに」『その時カロンの回りの空気が鋼のように冷たく硬い存在にでもなったかのように凍てついたそして深い深い青色の青銅の剣ができあがり今にもメイルへ切りかからんとしたとき優人の声が響きカロンが正気を取り戻した』「カロンはん?
大丈夫かいな周りが騒がしいから来てみたら廊下にはヒビ入っとるしカロンはんは青黒い炎纏っとるしで…。ん?誰やあんたわいとカロンはんがおるクラスの奴やないな?」
「優人…。」「おい、あんたカロンはんに何したんや?言うてみ?」
「・・・・・・・。」
「そうか、黙りこくるんやな分かったわいは、優人や本井優人んでカロンはんの仲間やあんたは?」「私?そんなの聞いてどうするんですか?」「どないもせんわいは大概のことなら笑って許すし怒りもせんよ
ただ、仲間や友達がひどい目遇わされてんのに黙ってられるほどお人好しでもないんや今も笑ってるけどほんまは
はらわた煮え繰り返っとんねん!解ったら早よ名前言いや!」「ふふふっ仲良しごっこ組ってことかしら私の名前はメイルよ
メイル・トゥインよろしくね仲良しごっこの優人さんそれじゃあね♪」
「ほな、カロンはん運ぶん手伝ってくれへん?ごめんなみんなビックリしたよな!でもカロンはんは、わい一人じゃちょっとな
」「それじゃあ俺が手伝うよみんなちょっと休んでなよ今のでビックリしたし疲れたろうから」
『ガヤガヤワイワイとカロン、優人
テロルを残し教室に帰ってゆくそしてカロンを医務室に運んで横にしてから
優人とテロルは医務室を後にした』
「なぁ、優人お前あの女どう思う?」
「どうって?」
「なーんか俺等とは違う人種っていうか
人間じゃない気がすんだよ」
「ま、そう思うのは当然やろな?
だってあの娘
魔女と人間と鬼の間に生まれた娘やと
わいは思うで」
「え、何でそんなこと解るの?」
「あー、わいは鼻も効くんやあんさんは?
どんな能力や?」「瞬間移動だよ向こうに行くからちょっと見てて」「おっとあらま、あっちゅう間やったわ」
「うん、まあね♪」
「改めて僕はテロル・リーノえっと
本井 優人君でいいんだよね」
「おうええで優人って読んでくれや」
「ねぇ、優人君カロン君ってどんな人?」
ん?カロンか、ええ奴やな気立てええし女みたいな顔しとるけど根っこもしっかりしとるええ奴やきっとテロルもすぐ打ち解けると思うで自分で話しかけに行ってみ?」
「うん、ありがとう優人君」
『その頃カロンは叱られていた』「まだ入学して間もないのにどういうことでか?
これは、学園長即刻罰するべきです!」
「まぁまぁカロンも反省してますし大目に観ましょうよ。温かく見守るのも我々の務めじゃないですか?」
「それは、そうですけど学園長は甘過ぎます!生徒には飴と鞭を使い分けないと」
「でも入学して間もないですし子の学園のしきたりをきちんと理解はしてないわけですから…」「ですがきっと他の生徒からクレームが絶えなくなりますよ?」
「わかりました、ではカロン・リッダーに罰を言い渡します宿題その他課題を他の生徒より2倍にしましょうそれでどうです?
罰さないよりはいくぶんかましではないでしょうか?」「解りましたそこまで言うならそれでいいでしょうカロン・リッダー課題を明日までに全てやってきなさい図書室に行けばある程度は課題をこなせるはずです教室に戻り帰りの支度を始めなさい」
「はい、失礼します!」
「お、帰ってきはったんですか?体調は大丈夫かいなあんさんほんまわいに心配かけはりますわ」「ごめん、ごめん」
「えっとカロン君よかったら友達にえ?
そんなの当たり前じゃないか、僕を助けてくれた時から友達だよ改めて僕はカロン・リッダー、君は?」
「僕はテロル・リーノよろしくね」
「ああ、こちらこそよろしくね」