Music Life .

入学してから約一週間がたった。

私は柚月とまったく話していない。

お互いクラスが離れていることもあり、会う回数が減ったのだ。


『なーおっ。何考えてんの?顔ちょー暗いよ』

これは同じクラスの石渡柚野ちゃん。
運動神経がよくてみんなからしたわれてる。

『あ、ゆのちゃん。んーちょっとね、笑』

『なーにさ。言ってみ』

ゆのちゃんはなんでも聞いてくれて優しいの。

『ううん!大丈夫!』

『そう?なんかあったら言うんだよ?』

『うん、ありがと』

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『あんたさあ どーしたの?笑 その服 』

あーまたやってるよ。

あれは同じクラスのいじめっ子。未来。

あんなことしてなにが楽しいんだか。

『おい なに見てんだよ』

『あっごめんなんでもないよ!』

そんなやつに怯えてる私も馬鹿みたいだけど。


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放課後。

みんなは部活にはいっておらず、すぐ帰ってしまう。

私は軽音部を作れないまま、二週間を迎えようとしていた。

どうしよう…一人だけじゃ部活は作れないし…


そんなとき 楽器の音がした。

『ん?これはベースかな…?』

私は夢中になって聞こえる場所へと走った。

ついた教室は1-2。

なかには1人の男子がいた。

その男子はベースを愛おしそうに、楽しそうに、幸せそうに弾いていた。


私の心は この人だっ!と胸の高鳴りを抑えきれずにいた_