夜が明けた。

寝ぼけ眼をこすりながら、寝床のベッドから起き上がり、顔を洗い、コンタクトを入れ、髪をセットする。

そして、昨日の事を思い出す。

「…ふふっ」

自然と頰が緩んだ。

そして、制服を着て、少しだけスカートを裾上げをして、家を出た。

「いってきます」


そして、学校最寄りの駅に着く。

改札を出て、歩いて、信号を待つ。

すると後ろから、

「おはよっ」

と声をかけられた。

「びっ………くりしたぁ、おはよう」

びっくりしながらも挨拶を返す。

そしてまた、2人で話しながら学校へ行く。


授業は最初の日ということで、ほぼガイダンスで終わった。

話の面白い先生もいれば、眠くなるような話をする先生まで、様々だった。

そして、そんなのが午後にも続いたので、楽くもあったが疲れた。


そして、最後の授業も終わりの鐘が鳴った。

「……あぁぁぁ、やっと授業終わった…」

「おつかれ」

「ありがと」

「まっちゃんはさ、この後空いてる?」

「ん?空いてるよ?」

「遊びに行こう!」

「突然だな。いいよ」

突如決定した。