ブルーウィンズ~ラブソング嫌いなボーカリスト~




だって、彼の言葉に偽りはどこを探してもなかった。



真の彼は仲間思いで、まっすぐで、責任感のあるとっても優しい人だった。



やっぱり、ラブソングを歌うことになった時は



広夢くんと口論になって、辞めるって選択をしたけど



それでもバンドが大好きだから、生徒会の人に頼んでまであたしにアドバイスしてくれたり



第二音楽室であたしが倒れた時は保健室まで走って連れて行ってくれた。



最初は自分が年下を好きになるなんて思いもしなかったんだけどな……。



でも彼への気持ちは日に日に大きくなってる。