「あ、結構最近だったんだ!
もしかしたら文化祭前からと思ってわざとブルーウィンズのこと知らないふりしてるのかなって考えだしたら止まらくて余計なところまで行ってたんだね。
……私は結愛が抜け駆けしたなんて考えてないよ。
でもね、正直言うとこうして公のみんなと一緒に知る前に私にはちゃんと言って欲しかった。
結愛がライブで出てきた時、嬉しい気持ちももちろんあったけど、なんだかショックな気持ちもあったんだ」
「美紀……ごめんね」
言おうかずっと迷ってたけど、このことはやっぱり美紀には事前に話しておくべきだったね。
美紀と関係を悪くしたくなくて、そっちの方が勝っちゃって言えなかったなんて
今から言ってもそれはただの言い訳にしかすぎない。
「ううん。私は結愛のこと応援するよ!
昨日のライブ、いつもは広夢くんのことばっかり見てたけど
結愛のことじーっと見て感動しちゃったくらいだしね!」
そして美紀はあたしに話してくれてありがとうって笑顔で言ってくれたんだ。

