「結愛、本当にブルーウィンズのメンバーだったんだね。



私、昨日のことやっぱり信じられなくて、今日も普通にしてたんだけど……



やっぱり結愛からブルーウィンズに入ったことを話してほしくて



ずっと音楽室の前の階段で待ってたんだけど話してくれる?」



もしかしたら何も言わなかったことを怒ってると思ってたのに……



こんなに真っ暗になるまで一人で待っててくれたなんて。



でもいきなりこんな展開になるなんて思いもしなかったから何て美紀に言ったらいいかわからない。



「あ……うん。



あの、美紀ごめんね?



あたし文化祭終わってちょっとしてから……機会があって



ブルーウィンズのお手伝いをしてたんだけど、最近メンバーとして入ることになったんだ」



あたしの後ろからは3人の気配を背中で感じた。



何も言ってこないけど、きっと見守ってくれてるんだなって思った。