背が高くて細身で──、つまりスタイルが良くって、金色のさらさらヘアが太陽に照らされて眩しくキラキラ輝いてて、


 …いや、太陽とか金髪のせいだけじゃない。


 なんかそもそも身に纏っているオーラがキラキラしてる人が見えるんですけど、あそこに。


 顔は遠くてよく見えないけど、なんかもういろいろと眩しい。目が痛い。なにあれ。


 ってゆーか二限目なんですけど、遅刻? 不良なのかな?


 …と、結局その人の影が見えなくなるまで、ずっと目で追ってしまっていた。