「っはー!マジ美景ちゃん可愛いっ!最高!」

「童顔巨乳ってのが、いいよな…!そんであの声がまた魅力的…!」

「クー、ったまんねー!マジ天使!垂水おとーとも、そう思うだろ!?」

「………は?」



 バカか。

 どこが天使だ。

 僕は男じゃない。

 女子からすれば、

 あんなの、



「……悪魔でしょ。」

「……お、おぉ?」



 ゆさゆさと揺れる大きな胸を遠目に見ながら、眉間に皺を寄せた。



 一瞬でも同情しかけた僕の方が、バカだ。