まあこんな感じで、クラスメイトの男子たちは完全に桐原先輩推しで。
とりあえずクールで漢気ある感じ? さえさんとは真逆そう…。
ここまで誰しもが口を揃えてカッコイイカッコイイと豪語するものだから、ちょっと会ってみたいかも、甘味部の皆様をコンプリートしたいかも、という思いが芽生えてきてしまって。
…いい具合に僕もミーハー化してきている気がする。困ったな。
でもこんな環境の中にいるのは生まれて初めてのことで。
これが学校生活というもので、これが青春への第一歩なのかもしれない、とも、思ったのだった。
…女の子の姿のままだったら、こうはいってなかっただろうから、やっぱり、男装を決意して、…よかった。