「はぁーーー。」
ため息?
なに?やっと関係が切れて安心したの?
それとも、使えない私に呆れたの?
「私。帰るから。」
カバンにジャケットを詰め込み、立ち上がろうする。
でも、そう簡単に春樹が逃がしてくれるわけもなく
腕を掴まれる。
「一方的に話して終わりかよ。
とりあえず座れ。」
いつもより落ち着いた春樹の目が
私を素直にさせる。
「お前、怖すぎ!」
は?
「お前は、俺とセフレでいーの?」
「ん?春樹話聞いてた?
私、今春樹にセフレやめたいって言ったよね。」
「だから!
俺はお前との関係を壊したくないわけ。
意味分かる?」
えっと、理解できない。
春樹はセフレを続けたくて
私はそれが苦痛で。

