境界線



「そう?ありがと。」


よし、すぐ終わらせてやるわよ。


って言われてもなぁ。


春樹から渡された仕事はそう簡単じゃない。


「ふぅー、終わった。」


「おせぇーよ。早く見せろ。」


。。。


誰のせいよ。ほんとう。


「はい。コーヒー。」


「ん。ありがと。」


あとは自然に二人で戸締まりをして、下に降りる。


「お前、今日用事あったんじゃぇの?」


ニヤニヤしながら春樹が聞いてきた。