凄くイラついているのが喋らなくても分かる。
ほんとう自己中。
私との予定は、悪気なさそうにスッポカスくせに
私が予定つくったらこのとおり。
「おい、宇佐美。
この仕事今日中に終わらせとけ。」
っと大量の資料を渡された。
は?私、今帰るとこだったんですけど。
なに?邪魔してるつもり?
「ごめん。加藤くん。ちょっと残業しなきゃいけない。」
今日はやめておこう。
そう言おうとしたとき。
「大丈夫です。僕、下で待っておきますから。」
ニコッと遮られた。
この子はなんていい子なんだろう。
なんだか、私が昔飼ってた犬に似てるよーな。

