ジャーナリストとして、一人の人間として。

アレックスは狂人・アンドレイ=ホプキンスを許さない。

徹底的にペンで戦う。

奴の犯した罪とその所業を白日の下に曝し、自らの行為を偉業と勘違いしているあの男の、医師としての息の根を止めてやる。

社会的にも医学界からも、確実に抹殺してみせる。

あんなどす黒い邪悪を知ってしまった以上、見逃す訳にはいかない。

腕っ節で倒せるのは街のゴロツキが関の山。

社会に潜む悪にとっては微力以下。

ペンは剣よりも強し。

それがアレックス=アトーのモットー。