Hospital waste

「よく分かった」

アレックスはアンドレイの話を遮るように言う。

「貴様の話が如何に利己的で、患者を蔑ろにしているものかが理解できた」

『何故だ?私の高い技術を後世に残す事が利己的だというのかね?』

「残すべきは貴様じゃない。残すのは高い技術だけで十分だ。貴様の利己的な物の考え方は、聞いていて吐き気を催す。寧ろ貴様自身の人間性は切除すべきだ。癌細胞のようにな」

その言葉が最後。

アレックスはMARK23で監視カメラを撃ち抜き、破壊する。

最早語る舌も持たない。

何としても生きてここから脱出し、天才的外科医の化けの皮を剥がしてやる。

神の手を持つ男の悪魔の素顔を曝け出し、医学界からも社会からも追放してやる。

それこそがジャーナリストである、アレックスの使命だ。