Hospital waste

だが。

「そういうんじゃない。今回は何というか…この手の取材を何度も依頼してきた人間の勘だが…ヤバイ」

そう言って男がテーブルの上に置いたのは、油紙に包まれた鉄の塊だった。

H&K MARK23。

45ACP弾を12発装填可能な自動拳銃。

この銃には銃口下部にAN/PEQ-6と呼ばれるLAM(レーザー・エイミング・モジュール)を取り付けてある。

「護身用の武器なら持ってる」

男からのプレゼントを断ろうとするアレックス。

アレックスは、常に大型のナイフを大腿部のホルダーに所持していた。

ナイフとはいっても、マチェット(鉈)と呼んでも差し支えないほどの大型の刃物だ。

警官に職質をかけられたら、それだけでブタ箱に送られても文句は言えない代物なのだが。