ALUの隊長を務める事になるウルゲイルの言葉で、押し黙るメイソン。

彼は不満を隠そうともせず、部屋を出ていく。

「何処へ行くメイソン!」

「顔合わせは終わったんでしょう、任務まで自室で待機しています」

乱暴に閉めたドアの音が止み、部屋は静寂に包まれた。

「ジャーナリストは何処に行っても嫌われ者だ」

呟くアレックス。

「すみませんアレックスさん、ウルゲイル隊長…私がいるばかりに…」

しょげ返るジョーダンを。

「マクナイト少佐も仰っただろう、お前の知識は必ずや必要になると。無闇に自分を卑下するな」

ウルゲイルが励ます。