Hospital waste

「言っておくけど…」

バレットM82に12.7ミリ弾を装填しながら、コートニーが言う。

「私は正規兵じゃないから…貴方を助けたりはしないの…私達PMSCsは、ならず者の戦争の犬だって散々ジャーナリストに叩かれた…ジャーナリストは嫌いなの…」

随分と嫌われているらしい。

「そりゃあ残念だな」

アレックスもMARK23に45ACP弾を装填した。

「君ほどの美人に嫌われるのは、男として有り難くない」

そんなお世辞にも、コートニーは表情すら浮かべない。

「口説いても無駄なの…私には決めた人がいるの…」

「君みたいなロシア人を射止めたのは、どこの幸運な男だ?」

「ロシアじゃないの、チェチェンなの…」

それきり振り向きもせず、コートニーはスタスタと備品倉庫を出ていく。

よくよく嫌われたものだ。

アレックスは苦笑いした。