Hospital waste

死ぬのは現地の人間だけではない。

駐留しているアメリカ兵も、その犠牲になる事もある。

アーミーグリーンの死体袋が、また今日も数体運ばれていく。

「遺体は母国の家族のもとに届けられる。二階級特進だ」

冷めた口調で呟くマット。

何が二階級特進だ。

そんな事より、生きて帰国する方がずっといいに決まっている。

マットの言葉には、そんな感情が込められていた。

彼の隣で無遠慮にシャッターを切る気分になれず、ただ黙って担架に乗せられた死体袋が運ばれる様子を見送るアレックス。

二人の救急隊員が、死体袋を軍用車に積み込む。