ネタを摑んだアレックスの高揚感が、急速に萎んでいくのが分かった。

すっかり気持ちを冷やした彼は感情に蓋をして、その光景をカメラに収めた。

喉以上に乾いた心で、事務的にシャッターを切った。

最後の最後で後味の悪いものとなった。

…いつだって後味が悪い。

これが戦場。

リアルな戦場の日常。